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こんにちは(^^♪
IASTMの認定資格をベースに、筋膜リリースの本質と機能解剖学、スクリーニングテスト等をお伝えしている日本IASTM協会-EXA広報部です♬
この記事は【肩甲下筋】の機能解剖学について記載しております♬
●肩甲下筋
位置
肩甲下筋は肩甲骨前面の肩甲下窩をほとんど覆っています。 肩甲下筋は肩関節の前面を通過し、 肩関節前面の安定性に寄与します。
起始と停止
起始 : 肩甲下窩
停止: 上腕骨の小結節
機能
肩関節の内旋
機能の説明
肩甲下筋は肩の前面を通過し、 起始が停止より内側 で後方にあるため、肩甲骨の前面に向かって小結節が 引っ張られたとき、 肩関節は内旋します。
短縮や伸長による機能低下
短縮 : 手背が正面を向き、 肩関節の外旋が制限されます。
伸長:肩関節内旋の機能低下や、 肩関節の不安定性が増します。
注目すべき点
肩甲下筋は回旋筋腱板の前面を形成しているため、 上腕骨頭が関節窩から抜けて前方へ脱臼するのを防いでいます。 肩甲下筋が肩関節の安定性に果たす役割は、 特に、 肩関節が外転しているときに大きくなります。 肩甲下筋は肩関節を内旋させると同時に、内転もすると 記載されている教科書もあります。
共働筋
肩関節の内旋: 三角筋前部、大胸筋 広背筋、 大円筋
拮抗筋
肩関節の外旋 : 棘下筋、小円筋、三角筋後部
筋性疼痛による症状
ストレッチ方法
肩関節を外旋させます
筋性疼痛による症状
五十肩に関与
側臥位での肩痛および手指の痺れ
腋窩から肩甲骨内側縁や裏側深部、上腕部にかけての肩周囲痛
肩甲下筋とともに棘下筋の著しい短縮 は、 肩関節水平屈曲動作 (反対側の肩を 洗うような動作) を制限し、 肩前面の痛みに関与
関連する疾患
肩関節拘縮
投球障害肩
腱板損傷
反復性肩関節脱臼
など