縫工筋(ほうこうきん)【筋膜リリースの為の機能解剖学

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こんにちは(^^♪

IASTMの認定資格をベースに、筋膜リリースの本質と機能解剖学、スクリーニングテスト等をお伝えしている日本IASTM協会-EXA広報部です♬

この記事は【縫工筋】の機能解剖学について記載しております♬

日本IASTM協会-筋膜リリースの為の機能解剖学-縫工筋

日本IASTM協会-筋膜リリースの為の機能解剖学-縫工筋

 

 

縫工筋
位置
縫工筋は、 大腿部前面の浅層を遠位方向へ外側から 内側に向かって走る薄く細い筋です。 この筋が遠位で 大腿部内側に届く辺りで、 停止腱は一度膝の後ろに隠 れ、 再び前方に現れて鵞足へと付着します。 縫工筋は 大腿三角の外側縁を形成します。 (図5-17 を参照)

起始と停止
起始 : 上前腸骨棘
停止: 鵞足 (骨の前内側近位)

機能
縫工筋は股関節の外旋、外転、 屈曲、そして膝関節の屈曲に関与します。 これらの動きは、服の仕立屋が 服を縫う際に行う、脚を交差させるような動作に似て います。

機能の説明
縫工筋は起始が停止より近位にあり、股関節の前面 を通過するため、股関節を屈曲させます。 起始は停止 より近位にあると同時に外側にあるため、外転も起こ します。 また、 起始が停止より外側にあって、 筋が大 腿部の前面を横切っていることと、 停止が骨の内側 にあるために脛骨内側を前方へ引きますが、これが股 関節の外旋を起こします。 さらに、 縫工筋は膝関節の 後面を通過するため、この筋は膝関節の屈曲も起こし ます。

注目すべき点
縫工筋は人体の中で最長の筋です。

短縮や伸長による機能低下
短縮:骨盤が前傾します。
伸長: 縫工筋が伸長したり弱化したりしても、機能 不全は起こさないと言われています。

触診とマッサージ
上前腸骨棘を見つけて、 その遠位で起始腱を感じて ください。 縫工筋の筋膜を大腿四頭筋から区別するの は難しいかもしれません。 しかし大腿部前面に対して 全体的に軽擦法、揉捏法、 強擦法を行うことで、確実 に縫工筋に効果が届くでしょう。

ストレッチ方法
縫工筋は多くの機能を持つので、 ストレッチするの が難しいでしょう。 股関節を伸展させ、内旋を加えな がら反対脚の後ろへ内転させてください。 このとき、 膝関節の伸展は保ったままです。

共働筋
股関節の外旋: 大殿筋、 梨状筋、 上双子筋、 下双子 筋、 内閉鎖筋、 外閉鎖筋、大腿方形 筋、腸腰筋
股関節の外転: 中殿筋、小殿筋、大腿筋膜張筋 股関節の屈曲:腸腰筋、 恥骨筋、大腿直筋、大腿筋 膜張筋
膝関節の屈曲: 半腱様筋、 半膜様筋、大腿二頭筋、 腓腹筋、 足底筋、 薄筋、膝窩筋

拮抗筋
股関節の内旋: 中殿筋 小殿筋、大腿筋膜張筋 股関節の内転: 大内転筋 長内転筋、 短内転筋、 恥骨筋、薄筋
股関節の伸展 大殿筋、 半腱様筋、 半膜様筋 大腿二頭筋
膝関節の伸展: 大腿直筋 中間広筋、 内側広筋、 外側筋

筋性疼痛による症状
膝内側関節裂隙から鵞足部にかけての痛み
下腿の回旋時に膝がずれるような不安定感
下肢を強く踏ん張り、そして下腿に外旋
力が加わった時の強い痛み

関連する疾患
鵞足炎
上前腸骨棘裂離骨折
平泳ぎ膝など

 

少しでも学びが得られたら幸いです(^^♪

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最後までお読みいただき、ありがとうございました♪

少しでも、痛みや不調を抱えている方の改善とそれを提供出来る方の普及を願っております♪

日本IASTM協会-EXA、広報部より

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