
位置
多裂筋も横突棘筋の一つです。 多裂筋とは、筋 が多くに分裂することを意味しています。
椎弓板のくぼみで、 回旋筋のすぐ浅層にあり ます。 多裂筋は横突起から2~4つ上の椎骨の棘 突起へと至ります。 多裂筋は1つの筋群とみなさ れていますが、頚部、胸部、腰部、 そして仙骨部 の筋に分けることもできます。
起始と停止
起始: 仙骨、 腸骨、 第4頚椎~5腰椎の横突起 停止 : 起始から2~4つ上の棘突起
機能
両側の収縮時は、 脊柱の伸展。
片側のみの収縮時は、脊柱の反対側への回旋。
機能の説明
起始が停止よりも外側にあるので、 棘突起を外側に 引くことで脊柱の反対側への回旋が起こります。 この 動きはもちろん、片側のみの収縮時です。 また両側の 収縮時は、 棘突起を下方に引くことで脊柱の伸展が起 ります。
注目すべき点
多裂筋は椎骨間の小さく、限られた動きのみを生じます。 また、この筋は姿勢を保持するのに重要な役割を担っています。
短縮や伸長による機能低下
短縮:横突棘筋の片側のみが短縮した場合は、脊柱 が反対側へと回旋した姿勢を示します。また 両側が短縮した場合は、 脊柱の屈曲が制限さ れます。
伸長 : 多裂筋の機能が低下します。
ストレッチ方法
脊柱を同側へ回旋しながら屈曲させます。
共働筋
脊柱の反対側への回旋 外腹斜筋 脊柱の伸展: 脊柱起立筋
拮抗筋
脊柱の屈曲: 内腹斜筋 外腹斜筋 腹直筋
筋性疼痛による症状
棘突起上また棘突起際の痛み 後頸部から後頭部、 頭頂部、 前頭部の広範囲の痛み
胸椎領域の筋硬結は体幹回旋時に可動 域制限や関連痛を発現
鈍重感や平衡感覚障害を発現
関連する疾患
慢性腰痛
腰部コンパートメント症候群
腰部脊柱管狭窄症




