大胸筋(だいきょうきん)【筋膜リリースの為の機能解剖学】

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こんにちは(^^♪
 
IASTMの認定資格をベースに、筋膜リリースの本質と機能解剖学、スクリーニングテスト等をお伝えしている日本IASTM協会-EXA広報部です♬
 
この記事は【大胸筋】の機能解剖学について記載しております♬

 

日本IASTM協会-筋膜リリースの為の機能解剖学-大胸筋

日本IASTM協会-筋膜リリースの為の機能解剖学-大胸筋

 

●大胸筋
位置
大胸筋は胸の上方と前方にあって、 胸の輪郭を形成します。

起始と停止
起始 : 鎖骨の内側、 胸骨、 第1~6肋軟骨
停止: 上腕骨の大結節稜

機能
肩関節の屈曲、 内旋、 内転、 水平屈曲 肩関節屈曲位からの伸展

機能の説明
この筋は鎖骨部と胸骨部の2つの部分(鎖骨部、胸 骨部、肋骨部あるいは腹部の3部位に分けられます。鎖骨部は鎖骨の内側に起始して大結節稜の遠位部分に付着しているため、肩関節を屈曲させます。 また、胸骨部の下方線維は、 肩関節屈曲位から肩関節を伸展させます。胸骨部の停 止は大結節の近位部分にあるため、大胸筋は肩関節を伸展させることができるのです。鎖骨部と胸骨部が 一緒に収縮すると、肩関節を内旋、内転、水平屈曲さ せます。 特に内転と水平屈曲は、 筋の起始が停止よりも内側に付いているために可能な動きです。 また、停止が上腕骨の外側にあることから肩関節を内旋させま す。

注目すべき点
大胸筋は厚く、胸の輪郭を形成している筋で、 特に 肩関節の内旋と内転に強い力を発揮します。 起始で上 方にある鎖骨部の線維は停止近くで胸骨部の線維と交 差し、上腕骨での停止位置が鎖骨部の下になります。 このことが脇の下で大胸筋が分厚くなっている理由で す。

短縮や伸長による機能低下
短縮 手の背側が前方を向いたり、 腕が体の前方に 出てきたり、腕が体側に非常に近づいたりし ます。 そのため、 肩関節の伸展、 屈曲、外旋、外転、 そして水平伸展が困難になります。 伸長 肩関節の内転、 内旋、 屈曲の機能が低下します。

共働筋
肩関節の内旋肩甲下筋、 三角筋前部、 広背筋、 大円筋
肩関節の屈曲: 三角筋前部、 烏口腕筋、上腕二頭筋 肩関節の水平屈曲: 三角筋前部

拮抗筋
肩関節の外旋 : 三角筋後部、 棘下筋、 小円筋

肩関節の伸展 : 広背筋、 大円筋、棘下筋、 小円筋、三角筋後部、上腕三頭筋 肩関節の水平伸展: 三角筋後部

ストレッチ方法
肩関節を水平伸展、外旋させます。

筋性疼痛による症状
三角筋前部線維とともに肩前面痛に関与
背臥位からの起き上がり動作時の胸部痛 咳、くしゃみ、深呼吸などで発現する胸部痛
上肢の痛みや腫れ感を発現することもある
狭心症のような痛みの発現
呼吸器症状に関与
脊柱筋のストレッチ肢位による円背や猫 背は二次的に大胸筋を短縮させ筋硬結が発生

関連する疾患
肩関節拘縮
随意性肩関節脱臼
など

 

少しでも学びが得られたら幸いです(^^♪
 
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最後までお読みいただき、ありがとうございました♪
 
 
 
少しでも、痛みや不調を抱えている方の改善とそれを提供出来る方の普及を願っております♪
 
 
 
日本IASTM協会-EXA、広報部より
 
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